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京都下鴨ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科

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インビザラインの治療期間はどれくらい?保定期間についても解説!

こんにちは。京都府京都市左京区にある医療法人社団 京都下鴨ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科です。

インビザライン矯正をする女性

インビザラインの治療期間は患者様によって異なるため、目安が分かりにくいかもしれません。また、その後の保定期間も長いのではないかと心配な方もいるのではないでしょうか。

今回は、インビザラインの治療期間がどれくらいになるのか、また患者様によってその期間が異なる理由について解説します。保定期間も合わせてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

インビザラインの治療期間はどれくらい?

インビザライン矯正

インビザライン治療期間は、半年~2年半ほどといわれています。患者様のお口の中の状態や、歯の動きやすさによって期間は変動するため、あくまで目安です。

歯並びの乱れが軽度な方ほど早く終わる傾向にあり、重症度が高くなるにつれて期間は長くなります。

インビザライン治療を始める前に、まずシミュレーションを行います。それに沿ってマウスピースを作製し、1〜2週間ごとに交換して歯を動かします。

シミュレーションは、1日20時間~22時間マウスピースを装着することを前提としています。そのため、マウスピースの装着時間が足りずに歯がシミュレーション通りに動かないと、予定していた期間よりも長くなる可能性があります。

インビザライン矯正後の保定期間はどれくらい?

インビザライン矯正後の保定期間イメージ

矯正治療では、歯根膜に力をかけて歯槽骨の吸収と増生を促すことによって歯を動かします。そのため、矯正治療で希望の場所に歯が動いたとしても、歯槽骨はまだ柔らかく歯はその場に安定していません。

保定期間とは、矯正治療後に歯の位置を安定させるための期間です。保定期間をしっかりと過ごさないと、歯が安定せず元の位置に戻る後戻りの原因となります。

インビザラインの保定期間は、一般的に矯正期間と同程度とされています。例えば、矯正治療に半年かかれば半年の保定期間が必要で、2年半かかれば2年半の保定期間が必要となります。

また、最初は20時間~22時間の装着が必要でも、保定期間の終わり頃には装着時間を短くできることが多いです。何か事情があって一時的に外したい場合は、歯科医師に前もって相談して調整すると良いでしょう。

歯がきれいに並ぶと、装置を外したくなる方は多いでしょう。

しかし、保定装置をしっかり装着して保定期間を過ごすことで、長くきれいな歯並びを維持できるようになります。

患者さまによって治療期間が異なる理由

抜歯のイメージ

インビザラインの治療期間は患者様によって異なります。どのような理由で治療期間が変動するのでしょうか。

歯列不正の重症度

ワイヤー矯正でも同じですが、歯列不正が重症なほど治療に長い期間がかかります。

インピザラインのマウスピース1枚で歯が動く量は0.2mmから0.25mmです。そのため、歯を大きく動かさなければならない場合はその分時間がかかるのです。

抜歯の有無

抜歯をともなう場合は、抜歯窩の治癒を待ってから治療を行う必要があります。治療開始までに時間がかかるため、治療期間に影響するでしょう。

また、抜歯したスペースに歯を移動させるには、大きく歯を移動させなければなりません。抜歯を行わない症例と比較すると、治療期間が長くなるでしょう。

虫歯や歯周病がある

虫歯や歯周病がある場合は、治療を行ってから矯正治療を行う必要があります。特に、歯周病は歯槽骨の吸収に大きな関わりがあります。

歯周病を治療せずにインビザライン治療を行ってしまうと、歯槽骨の増生が思う通りに進まなかったり、歯の動揺が起こったりします。歯周病の治療には長い期間がかかることがあるため、歯周病があると結果的に矯正治療の期間が延びることになります。

インビザラインの治療期間が延長になるケース

インビザラインの治療期間が延長になって困る女性

インビザラインは最初にシミュレーションを行い、治療期間やマウスピースの枚数などを決定します。

しかし、最初のシミュレーションよりも治療期間が長くなるケースも存在します。どのような原因で治療期間が延長になるのでしょうか。

装着時間を守らなかった

インビザラインのシミュレーションは、マウスピースを1日20時間~22時間装着することを想定して作られます。そのため、装着時間を守らないと歯がシミュレーション通りに動かず、治療期間が延長になる可能性があるのです。

外出時や就寝時などに長い時間つけ忘れると影響しやすいので注意しましょう。1日だけなら問題ないかもしれませんが、頻繁に起こると治療期間が長引く原因になり得ます。

虫歯・歯周病になった

インビザラインの治療中に虫歯ができてしまうことがあります。このような場合は虫歯治療を優先しなくてはならないため、矯正治療が中断されることもあるでしょう。

歯周病にかかった場合も、歯肉の状態が落ち着くまで矯正治療が中断になるケースが多いです。

インビザラインは、ワイヤー矯正とは違って装置を外して洗うことが可能です。歯磨きも装置がない状態で行えることから、清潔に保ちやすい矯正方法といわれています。

しかし、矯正治療中であることに変わりはありません。マウスピースを装着しているので、通常よりは虫歯・歯周病になりやすい状態です。清潔な状態を保てるよう、普段より一層気をつけて口腔ケアを行う必要があります。

マウスピースを紛失した

マウスピースを紛失してしまうと、新しいマウスピースを作らなくてはいけないことがあります。

新しいマウスピースができるまでは1ヶ月程度かかるので、その分治療期間が延びるでしょう。

また、その間に後戻りが起こることもあります。後戻りが起こると歯の位置を戻すことから始めなければならないので、治療期間が長引く可能性が高いです。

計画どおりにインビザライン矯正を終わらせるためには

計画どおりにインビザライン矯正を終わらせるポイント

治療期間を長引かせず、計画通りにインビザライン矯正を終わらせるためにはどうすれば良いのでしょうか。

装着時間を守る

計画通りにインビザライン矯正を終わらせるために、1日の装着時間を守りましょう。つけ忘れがないように、置く場所を決める、スマートフォンのリマインド機能を活用するなど、工夫して装着時間を確保してください。

清掃をきちんと行う

虫歯や歯周病になると、インビザラインの矯正期間が長引くことがあります。矯正期間中は、いつもより一層気をつけて口腔ケアを行い、虫歯や歯周病を予防しましょう。

外食時などは難しいかもしれませんが、食後にそのままマウスピースを装着すると、マウスピースの中で虫歯菌や歯周病菌が増殖します。食事をしたら必ず歯磨きをし、マウスピースもきちんと洗って再装着することが重要です。

紛失に注意する      

マウスピースを紛失すると、作り直す時間がかかるために治療期間が延びてしまうことがあります。また、後戻りの原因となることもあるでしょう。

そのため、マウスピースを紛失しないように注意してください。外した時の置き場所を決める、持ち歩く時はケースに入れるなど、ルールを決めて管理しましょう。

まとめ

インビザラインのマウスピース

インビザラインの治療期間は平均半年~2年半程度です。あくまで目安で、患者様の口腔内の状態によって異なることを理解しておきましょう。

基本的に症状が軽い方ほど早く終わる傾向にあり、重症度が高い方は治療期間が長くなる傾向があります。

また、矯正後は保定期間が必要です。矯正期間と同程度の期間がかかると考えておくと良いでしょう。

マウスピースの装着時間をきちんと守る、清掃をきちんと行う、紛失に注意するなど、治療期間を長引かせないようにすることが大切です。

インビザライン矯正を検討されている方は、京都府京都市左京区にある医療法人社団 京都下鴨ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科にご相談ください。

  奥村 亮司