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京都下鴨ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科

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入れ歯はいくらする?保険適用の入れ歯と自費の入れ歯の費用を解説

こんにちは。京都府京都市左京区にある医療法人社団 京都下鴨ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科です。

4つの入れ歯

歯を失って、そのまま放置するとさまざまなリスクがあります。歯の一部がないと噛みにくく不便というだけではなく、ほかの歯にも負担がかかります。噛み合わせが崩れたり、歯並び全体に影響を与えたりする可能性もあるのです。

失った歯を補う治療法として入れ歯がありますが、費用が気になる方も多いでしょう。入れ歯には保険診療と自費があり、どちらを選ぶかで費用の負担が大きく異なります。

今回は、保険と自費の入れ歯のそれぞれの費用やメリット・デメリット、入れ歯以外の治療法の費用について解説します。入れ歯を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

保険適用の入れ歯と自費の入れ歯の費用

保険適用の入れ歯と自費の入れ歯の費用イメージ

保険適用の入れ歯と自費の入れ歯とでは費用が異なります。それぞれの費用について、以下に詳しく解説します。

保険適用の入れ歯の費用

入れ歯には、一部分だけの歯を補う部分入れ歯と、全ての歯を補う総入れ歯があり、それぞれ費用は異なります。保険が適用される部分入れ歯の費用は、5,000円〜1万5,000円程度(3割負担の場合)です。

一方で保険が適用される総入れ歯の費用は、片顎のみで1万5,000円程度(3割負担の場合)が相場です。いずれ自費の入れ歯をと考えている場合でも、とりあえず入れ歯がどのようなものか知るためにも、まずは保険適用の入れ歯を使ってみるということも可能です。

自費の入れ歯の費用

自費の入れ歯にはいくつか種類があり、以下のようにそれぞれ費用が異なります。

金属床義歯

金属床義歯とは、文字通り、歯茎に密着する部分が金属で作られている入れ歯です。床部分が薄いため、装着時の違和感が少なく、食べ物や飲み物の温度が感じやすいので、食事を美味しくいただけます。長持ちしやすいのも大きなメリットです。

金属床義歯は、部分入れ歯で30万円〜60万円程度、総入れ歯で50万円〜80万円程度が相場です。

ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャーとは、金属のバネがないため、目立ちにくく、軽いのが特徴の入れ歯です。金属を使用していないため、金属アレルギーが心配な方でも安心して使えます。ノンクラスプデンチャーは部分入れ歯のみで、費用の目安は8万円〜30万円程度です。

コンフォート入れ歯

コンフォート入れ歯とは、歯茎に密着する部分がクッション材であるシリコンでできた入れ歯です。歯茎にぴったりとつくため、外れにくく、装着時の痛みがでにくいのが特徴です。

コンフォート入れ歯の部分入れ歯の費用は10万円〜50万円程度、総入れ歯の費用は40万円〜50万円程度です。

コーヌスクローネ義歯

コーヌスクローネ義歯とは、残存歯を削ったあとに金属のキャップを被せ、その上に入れ歯を被せるタイプです。自分の歯のように見えて、しっかり噛める入れ歯ですが、対応していない歯科医院もあります。

コーヌスクローネ義歯は部分入れ歯のみで、費用は50万円〜80万円程度と高額です。

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーとは、顎の骨に数本のインプラントを埋め込み、それに入れ歯を固定する入れ歯です。安定感があるため噛みやすいのが特徴です。総入れ歯のみ対応で、50万円〜150万円程度かかります。

保険適用の入れ歯のメリット・デメリット

保険適用の入れ歯のメリット・デメリットイメージ

ここでは保険が適用される入れ歯のメリットとデメリットについて解説します。

保険適用の入れ歯のメリット

保険適用の入れ歯のメリットは、以下の通りです。

費用が安い

保険適用の入れ歯の大きなメリットは、総入れ歯であっても安いという点です。そのため、入れ歯がどのようなものかまず確認したいという方でも手軽に治療できます。

治療期間が短い

治療期間が短い点も保険の入れ歯のメリットです。保険適用の入れ歯の治療期間は2週間〜1か月程度と短く、不便な期間が短期間ですみます。そのため、できるだけ早く口腔機能を回復したいという方は、保険適用の入れ歯がよいかもしれません。

保険適用の入れ歯のデメリット

保険適用の入れ歯のデメリットは、以下の通りです。

目立つことがある

保険が適用される部分入れ歯の場合、金属のバネを隣り合った歯にひっかけて固定します。そのため、口を開けたときに目立つ可能性があります。

天然歯に負担がかかる

上述のとおり、保険が適用される部分入れ歯は、隣り合った天然歯に金属のバネをひっかけて固定します。そのため、バネをひっかける歯に大きな負担がかかり、場合によってはそれが原因で健康な歯が失われることがあるのです。

口臭の原因になる

保険の入れ歯の床部分にはプラスチックが使用されるため臭いがつきやすいです。そのため、口臭の原因になることがあります。

痛みや違和感がでやすい

保険適用の入れ歯でも患者さんに合うように調整しますが、自費の入れ歯と比較すると、装着した際に痛みや違和感がでやすいです。

自費の入れ歯のメリット・デメリット

自費の入れ歯のメリット・デメリットイメージ

上述のとおり、自費の入れ歯には、金属床義歯やノンクラスプデンチャー、コーヌスクローネ義歯などさまざまな種類があります。自費の入れ歯には保険適用の入れ歯にはない多くのメリットがあります。ここでは、自費の入れ歯のメリットとデメリットについて解説します。

自費の入れ歯のメリット

自費の入れ歯のメリットは、以下の通りです。

しっかり噛める

保険適用の入れ歯の場合、ズレたり外れたりして、しっかり噛めないというケースがあるでしょう。

一方で自費の入れ歯は、精密に型取りを行ったうえで作製されるため、ズレにくく、しっかり噛めるようになるのです。口腔機能を取り戻し、食事を楽しみたい方は、自費の入れ歯のほうがよいかもしれません。

痛みや違和感がでにくい

自費の入れ歯は、フィット感を重視して作られています。保険の入れ歯の場合は、使用できる材料に制限がありますが、自費の入れ歯の場合は制限がありません。

クッション素材などの性能が高い素材を使用してフィット感が高い入れ歯を作製できるため、痛みや違和感がでにくいのです。

見た目が良い

上述のとおり、保険が適用される部分入れ歯の場合、金属のバネを隣接する歯にひっかけるため目立つことがあります。

一方で自費の入れ歯は、金属のバネを使用していません。また、審美性が高い材料を使用できるため、自然な見た目を再現できます。見た目がよいことは大きなメリットといえるでしょう。

種類が豊富

自費の入れ歯には、さまざまな種類があります。そのため、自分に合ったものを選択できます。

自費の入れ歯のデメリット

自費の入れ歯のデメリットは、以下の通りです。

費用が高い

自費の入れ歯は費用が高いです。安い場合でも、10万円以上かかることが多いでしょう。特に入れ歯をはじめて作製する方にとって費用が高額である点は大きなデメリットといえるでしょう。

治療期間が長い

自費の入れ歯の場合、患者さま一人ひとりのお口に合った精密な入れ歯を作製します。そのため、保険適用の入れ歯と比較して治療期間が長いです。治療期間が長い点は自費の入れ歯のデメリットといえるかもしれません。

入れ歯以外の治療法の費用

入れ歯以外の治療法の費用イメージ

入れ歯以外にも、歯を失った際の治療としては、ブリッジやインプラント治療があげられます。それぞれの費用について、以下に解説します。

ブリッジ

ブリッジとは、欠損した両隣の歯を削り、橋を架けるように人工の歯を取り付ける治療法です。

ブリッジには保険適用のものと自費のものがあります。保険適用のブリッジの費用は、1本につき2万円~3万円程度です。自費のブリッジの費用は、1本につき5万円~20万円程度かかります。

インプラント

インプラントは、顎の骨に人工の歯根であるインプラント体を埋入して、その上に人工歯を被せる治療法です。ほかの歯に負担がかからず、しっかり噛めるようになるというメリットがあります。

インプラントは基本的に保険が適用されません。費用は1本あたり30万円~40万円程度と高額です。

まとめ

入れ歯と鏡

入れ歯は保険適用のものと自費のものとでは、費用に大きな違いがあります。自費の入れ歯は高額ですが、保険適用の入れ歯にはないメリットがあります。両方のメリット・デメリットや費用を踏まえたうえで、ご自身に合った入れ歯を選択しましょう。

失った歯の治療を検討されている方は、京都府京都市左京区にある医療法人社団 京都下鴨ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科にご相談ください。

当院では、一人ひとりのライフステージに沿った歯科医療を提供できるよう努めています。小児・成人矯正や予防歯科、虫歯・歯周病治療、ホワイトニングなどさまざまな診療に力を入れています。

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奥村 亮司