こんにちは。京都府京都市左京区にある医療法人社団 京都下鴨ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科です。
マウスピース矯正は、目立ちにくく取り外しができる装置を使用することから、人気のある矯正方法です。
痛みが少ないといわれていますが、実際には「痛みを感じた」「違和感がある」といった声も少なくありません。特に、初めての矯正治療であれば「痛みはあるのか?」「痛いときにはどのように対処したらいいのか?」と気になる方も多いでしょう。
この記事では、マウスピース矯正で痛いと感じる原因について解説します。痛みを感じたときに注意したいポイントや、対処法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
マウスピース矯正とは
マウスピース矯正とは、マウスピースを装着・交換することで少しずつ歯並びを整える矯正方法です。治療で使用するマウスピースは透明の樹脂でできているため、口を開けてもほとんど目立ちません。
また、取り外せるため、普段どおりに食事や歯磨きが可能です。ワイヤー矯正のように、食べ物が装置につまることもなく、口腔内を清潔に保ちやすい点もメリットでしょう。
ただし、抜歯をして大きく歯を移動させる場合や、骨格に問題がある場合などでは、適応とならない可能性もあります。ご自身の歯並びがマウスピース矯正の適応となるかどうかは、歯科医師に相談してください。
マウスピース矯正で痛いと感じる原因
マウスピース矯正では、マウスピースを装着・交換しながら少しずつ歯を動かしていくため、痛みが少ないと言われています。ここでは、マウスピース矯正中に痛いと感じる原因について解説します。
歯に力がかかっている
マウスピース矯正では、歯を理想的な位置に動かすために、歯に力をかけます。歯の周囲にある歯根膜というクッションのような組織が圧力を受け、片側では骨が吸収され、反対側では新しい骨がつくられるしくみです。骨が吸収される際に、痛みを感じることがあります。
特に、新しいマウスピースに交換した直後は、歯が押されるように感じる場合があります。引っ張られるような痛みや、じんわりと重だるいような違和感が出やすいのは、この反応によるものです。
マウスピースを長時間外していた
マウスピースは、1日20時間以上の装着が推奨されています。
しかし、マウスピースを長時間外していると、歯が元の位置に戻ろうとして動き、再び装着したときに強い痛みを感じる場合があるのです。特に旅行や体調不良などで装着時間が不規則になると、マウスピースがフィットしなくなり、痛みや違和感が生じやすくなるでしょう。
アタッチメントに引っかかる
マウスピース矯正では、歯の動きを正確にコントロールするために、アタッチメントと呼ばれる突起状のパーツを取り付けることがあります。マウスピースを外す際にアタッチメントが引っかかると、痛みを感じる場合があるでしょう。
虫歯や歯周病がある
虫歯や歯周病がある状態で矯正治療を行うと、歯や歯茎に力がかかった際に痛みが強くなる可能性があります。
マウスピース矯正をはじめてから虫歯治療をすると歯の形が変わる可能性があります。これによって、マウスピースが合わなくなる可能性があるため、矯正治療を始める前に虫歯や歯周病の治療を行うのが基本です。
また、マウスピース矯正中の歯磨きを怠ると、マウスピースの内側で細菌が繁殖して虫歯や歯周病になるリスクが高まります。矯正治療中に虫歯や歯周病を発症すると、矯正治療を一時中断しなければならないこともあるため、しっかりケアを行うことが大切です。
マウスピースに不具合がある
マウスピースにヒビが入っていたり変形していたりすると、歯に不要な力が加わり、違和感や痛みが生じる場合があります。また、マウスピースの縁が歯茎や口腔内に当たっていると、粘膜に傷がついて痛みの原因になります。
マウスピース矯正で痛いと感じるときの注意点
マウスピース矯正中に痛みを感じたときに、誤った対処を行うと、かえって痛みが増したり、治療に悪影響を与えたりする恐れがあります。ここでは、マウスピース矯正中に痛みを感じたときに注意したいポイントを解説します。
マウスピースを長時間外さない
痛みがあるからといって、マウスピースを長時間外すのは逆効果です。装着時間が短くなると、歯が移動せず、治療が進みません。その結果、次のマウスピースを装着した際にさらに強い力がかかり、痛みが増す可能性があります。
マウスピースは1日20時間以上装着し、外す時間はできるだけ短くするように心がけましょう。
マウスピースを無理に着脱しない
マウスピースを強引に着脱すると、アタッチメントが外れたり、歯や歯茎を傷つけたりする恐れがあります。
マウスピースを外す際は、左右の奥歯の内側に爪を引っ掛けて外し、最後に前歯部分を指でつまんで外します。爪が長かったり短かったりして外すのが難しい場合は、専用のリムーバーを使用するのも一つの方法です。
装着する際は、前歯から奥歯の順番で指で押してはめ込みましょう。装着方法については、治療を開始する際に、歯科医師の説明をしっかりと聞いておいてください。
自己判断でマウスピースの装着を中断しない
マウスピースの装着を自己判断で中断すると、治療計画に悪影響を及ぼす恐れがあります。それまで動いた歯が元の位置に戻ろうと動いて歯並びが悪くなるケースもあるのです。痛みが我慢できない場合や、腫れを伴う場合は、必ず歯科医師に相談しましょう。
歯磨きを怠らない
痛みがあると、歯ブラシの刺激で痛みが増すことを恐れて、歯磨きをしたくない方もいるでしょう。
しかし、歯磨きを怠ると細菌が繁殖して歯茎が炎症を起こし、さらに痛みが増す恐れがあります。特に、歯周病や虫歯で痛い場合は、歯磨きを丁寧に行って進行するのを防がなければなりません。痛みがあっても、毎食後と就寝前に歯磨きをして、口腔内を清潔に保つことが大切です。
マウスピース矯正で痛いと感じるときの対処法
ここでは、痛みをやわらげるための具体的な方法をご紹介します。
痛み止めを服用する
痛みが強い場合は、歯科医院で処方された痛み止めを服用しましょう。市販の痛み止めでも問題ありませんが、ほかの薬を飲んでいる場合やこれまでにかかった病気がある場合など、状況によっては飲まないほうがよい薬もあります。
歯の移動を遅らせる成分が含まれている場合もあるため、歯科医院で処方された痛み止めを服用するのがよいでしょう。服用前には歯科医師や薬剤師に相談し、服用方法や量は守りましょう。
やわらかい食べ物を選ぶ
マウスピース装着中に硬いものを噛むと、痛みが強くなることがあります。
痛みを感じるときは、おかゆやスープ、煮込み料理など、やわらかく噛みやすい食事に切り替えるとよいでしょう。朝はバナナやヨーグルト、昼はうどんやリゾットなど、食材を工夫すれば痛みを気にせずに食事を楽しめます。
無理に噛むことで歯や歯茎を傷めないようにすることが大切です。
一つ前のマウスピースをつける
装着時の痛みが強い場合、一つ前に使用していたマウスピースをつけることで、痛みを和らげられる場合があります。マウスピースの交換時期が早すぎたことが原因である場合、歯が十分に移動すれば痛みが落ち着くことが多いでしょう。
ただし、マウスピースの交換時期を調整する際には、歯科医師への相談が必要です。一つ前のマウスピースを装着するのは、歯科医師にみてもらうまでの応急処置として考えましょう。
歯科医師に相談する
痛みが長引く場合や、我慢できないほどの強い痛みがある場合は、歯科医師に相談しましょう。マウスピースの形状に問題がある場合や、虫歯や歯周病になっている場合には、歯科医師による対応が必要になります。
まとめ
マウスピース矯正は、装置の目立ちにくさやお手入れのしやすさから多くの方に選ばれています。矯正中の痛みは少ないと言われていますが、痛みを伴う場合もあります。特に、新しいマウスピースへの交換直後や長時間外していたあとなどに、痛みや違和感を覚えやすいです。
痛みをやわらげるためには、痛み止めを服用したり、着脱方法を見直したりすることが大切です。原因に合わせて対処しましょう。痛みが強い場合には自己判断でマウスピースの装着をやめるのではなく、歯科医師に相談してください。
マウスピース矯正を検討されている方は、京都府京都市左京区にある医療法人社団 京都下鴨ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科にご相談ください。
当院では、一人ひとりのライフステージに沿った歯科医療を提供できるよう努めています。小児・成人矯正や予防歯科、虫歯・歯周病治療、ホワイトニングなどさまざまな診療に力を入れています。
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奥村 亮司